夫が育休を取ってくれているのに、なんで私はこんなにイライラするんだろう。
長男が生まれたとき、夫は3か月、次男では1年の育休を取りました。
夫はかなり家事も育児もしてくれる人です。料理、洗い物、洗濯、掃除、ゴミ捨て、子どものお世話。私が言わなくても気づいて動いてくれることも多く、家事・育児を自分のこととしてやってくれています。
それでも、私は何度も夫にイライラしました。
夫が何もしていないからではありません。
一緒に育児をする時間が増えたからこそ、お互いの「当たり前」の違いが見えるようになったのだと思います。
夫の育休を否定する記事ではありません。むしろ、取ってもらってよかったと思っています。
そのうえで、夫婦で育児する中で感じたすれ違いを、妻目線で振り返ります。
家事も育児もしてくれる。それでも夫だけ自由に見えた
育休中、夫はTOEICの勉強をしていました。
YouTubeを見たり、ゲームをしたり、パンやケーキを作ったり、テニスへ行ったりもしていました。
もちろん、私もOKしていました。育休中だからといって、24時間ずっと家事と育児をしてほしいわけではありません。
でも、目の前で自分の時間を楽しむ夫を見ると、モヤモヤしました。
私は赤ちゃんが泣けば中断。授乳になれば中断。自分の予定を立てても、その通りには進まない。
一方で夫は「今から勉強」「テニスへ行く」と、自分の時間を区切っているように見える。
ただただ羨ましかったんだと思います。
当時の日記を読み返すと、夫への感謝を書いたすぐ後に、愚痴を書いている日もありました(笑)。
りり感謝してる。でも羨ましい。たぶん、この2つがずっと一緒にありました。
夫の「10分」が、私にはもっと長く感じた
昼食の前、夫が「あと10分待って。TOEICやってから食べる」と言いました。
私はお腹が空いていましたが、10分ならと思って待ちました。
ところが、食事を始めようとしたタイミングで赤ちゃんが泣き出しました。
夫はそのままご飯を食べ、私は授乳することに。
夫にとっては「自分のための10分」。
でも私にとっては、その10分を待ったことで、食べ始めるのがさらに後になりました。
しかも、その前には動画を見たりパンを作ったりしていたので、
「なんで今になって集中スイッチ入る?」
と余計にイライラ。
空腹だとイライラするタイプなのもあります(笑)。
夫からすれば、単純に「あと10分だけ勉強したい」だったのだと思います。
でも私にとって、その10分の後ろには授乳やお世話がありました。
同じ10分でも、夫婦で重さが違って感じられる。
育休中には、こういう小さなズレが何度もありました。
「テニスに行ってもいい?」と聞かれるのがしんどかった
2人目の育休中、長男が風邪をひいて家にこもって3日目くらいの日。
夫から「今日テニス行ってもいい?」と聞かれました。
普段なら私が長男と次男を連れて支援センターなどへ出かけています。
でも、その日は長男が風邪で外に出られません。夫がテニスへ行けば、私が家で2人を見ることになります。
そのとき嫌だったのは、テニスそのものよりも、「行っていい?」と私に判断を委ねられることでした。
「ダメ」と言えば、私が夫の予定を止めた人になる。
「いいよ」と言えば、私は子ども2人を見る。
だから本音では、今の家の状況を見て、自分で判断してほしかったんです。
結果的に夫は自分で時間を短くして、1時間ほどで帰ってきました。そのおかげで、私も罪悪感を持たずに済みました。
夫はよく「察するのは無理」と言います。
それは確かにそうです。
でも私からすると、
「全部私が考えて、判断して、言葉にして、夫が動きやすいようにしないといけないの?」
と思ってしまうこともありました。
欲しかったのは、何でも察してくれることではなく、家族全体の状況を一緒に見て、夫自身も判断してくれることだったのだと思います。
一方で、夫の育休に本当に助けられたこともたくさんあります。妻目線で感じたよかったことは、こちらの記事にまとめています。


私は子どもの様子優先。夫は親の元気も大切にするタイプ
10分やテニスの話を振り返ると、夫婦で何を大切にするかが違っていたのだと思います。
私は、まず子どもの様子を見てから自分の予定を考えるタイプ。
少し風邪気味なら「今日は家でゆっくりさせたい」と思います。
一方の夫は「このくらいなら大丈夫そう」「親も元気でご機嫌でいることが大事」という考え方に近いのだと思います。
休めるときは休む。遊べるときは自分も一緒に楽しむ。
夫はその切り替えが上手です。
以前は「夫は自分基準で、私は子ども基準なのかな」と思っていました。
でも今は、夫が自分優先というより、何を大切にして判断するかが違うのだと感じています。
どちらが正解という話ではありません。


私自身も、休めるのに休めなかった
一方で、私自身にも原因はあったと思います。
夫は「一人が子どもを見ているなら、もう一人は休めばいい」という考え方でした。
「眠いなら昼寝したら?」と言ってくれることもありました。
本当に、その通りなんです。
でも私は昼寝が苦手。
特に1人目のときは、夫と赤ちゃんだけにすると「今何してるんだろう」と気になってしまいました。
夫がスマホを見ながらベビージムを揺らしていると「もっと直接あやした方がいいんじゃない?」と思ったり。
ネムリラをすぐ使うのも、なぜか気になったり。
今思えば、私自身がかなり気を張っていました。
子どもと関わりたいし、夫のやり方も気になる。
だから自分から育児に入って、結局休めない。
そして「私は全然休めないのに」と不満をためていました。
1人目で分からないことだらけだったこともあり、余裕がなかったのだと思います。
そんな私が何度もイライラして爆発しても、夫が受け止めてくれていたことは、今振り返るとありがたかったです。
家事や育児を分担できていても、考え方まで同じになるわけではない。
お互いの「当たり前」の違いが、すれ違いにつながっていたのだと思います。
我が家で実際にどのように家事・育児を分担していたかは、こちらの記事で時期ごとに図解しています。


一緒に育児したからこそ、変わったこともあった
すれ違うことも多かった育休ですが、一緒に育児をしたからこそ、よかったこともありました。
私が子どものことで頭がいっぱいになっているときも、夫は違う視点で子どもと接していました。
私ならしない遊び方で、子どもを笑わせてくれる。
「親も元気で、ご機嫌でいることが大事」という夫の考え方に、助けられることもありました。
また、一緒に育児をしたからこそ、夫自身の考え方にも変化がありました。
以前、私の仕事復帰後について、夫が「俺、時短勤務取れるよ!」と冗談半分で話したことがあります。
でも実際に家事と育児を毎日回す生活を経験してからは、
「時短って、仕事もして、帰ってから家事も育児もするってことだから大変だよね」
という話が出ました。
それを聞いたとき、私は嬉しかったです。
私が説明したからではなく、夫自身が経験して実感してくれたから。
育休中はすれ違うこともありましたが、一緒に生活を回したからこそ、相手の大変さが見えるようになった部分もあったと思います。
1人目の3か月と2人目の1年で、妻から見た夫の育休がどう変わったかは、こちらの記事でも振り返っています。


まとめ|「育休を取ってくれてよかった」と「イライラした」は両方本音
夫が育休を取ってくれているのに、私は何度もイライラしました。
夫だけ自由に見えたり、自分の予定が中断されたり、育児の判断基準が違ったり。
私自身が休むのが苦手だったことも、大きかったと思います。
一緒に過ごす時間が長かったからこそ、小さなズレが積み重なっていました。
でも、考え方が違うからこそ助けられたこともあります。
夫婦で完全に同じ考え方になる必要はなくて、お互いが何を大切にしているのかを知ることが大事なのかもしれません。
「育休を取ってくれてよかった」と「夫にイライラした」。
我が家の場合は、どちらも本音です。







