1年の男性育休で初めて見えた「平日昼間の子育て」|パパ1人の気まずさと、居場所ができるまで

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たか

30代会社員・2児の父。男性育休、お金、家事・育児の実体験を中心に発信しています。

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次男が生まれたとき、僕は1年間の育休を取りました。

長期間の育休を取る前は、育休といえば家で赤ちゃんのお世話をしたり、家事をしたりする時間というイメージが強かったです。

でも実際に1年近く平日の子育てを経験すると、それだけではありませんでした。

児童センターへ行く。
地域の子ども向けイベントに参加する。
健診へ行く。
暑くて公園に行けない日の予定を考える。

長く育休を取ったことで、これまでほとんど知らなかった「平日昼間の子育ての世界」に入ることになりました。

そして、そこへ実際に入ってみると、周りはほとんどママ。

「自分だけパパ」という場面も珍しくありませんでした。

最初は正直、かなり気まずかったです。

でも、同じ場所へ何度も通っているうちに、その感覚も少しずつ変わっていきました。

長期の男性育休で印象に残ったのは、家事や育児の量だけではありません。
平日の地域の子育ての場へ父親自身が入ったことで、少数派になる気まずさや孤独、そして地域に居場所ができていく感覚まで経験できたことでした。

僕が長男のときに3か月、次男のときに1年の育休を取って感じた違いは、こちらの記事でまとめています。今回の記事は、その中でも「1年育休だったからこそ経験できた平日昼間の子育て」に絞った話です。▼

目次

平日のイベントに行ったら、14組ほどの中でパパは僕1人だった

特に「自分だけパパだな」と感じたのが、保育園の平日のイベントに参加したときです。

親子は14組ほど参加していました。

その中で、父親は僕1人。

イベントの最初には、子どもを自由に遊ばせる時間がありました。

周りにはママ同士で話している人もいます。

僕は特に話す相手もいなかったので、その時間は基本的に子どもの相手をしていました。

もちろん、誰かに嫌なことを言われたり、嫌な目で見られたりしたわけではありません。

ただ、

「この中でパパは自分だけなんだな」

という感覚はかなりありました。

たか

子どもと遊んでいれば時間は過ぎるんだけど、周りがほぼママの中で1人だけパパだと、最初はどうしても居場所がない感じがありました。

児童センターも、最初の頃はかなり気まずかった

育休中は、保育園にある児童センターにもよく行きました。

そこは4歳未満の小さい子を対象にした児童センターで、畳6畳ほどのかなりコンパクトな部屋です。

保育士さんが1人いて、多いときには子連れの親が6組ほど集まります。

当然、距離も近いです。

そして、僕が行っていた頃は周りが全員ママということもよくありました。

通い始めた頃は知り合いもいません。

保育士さんとも、

「何を話せばいいんだろう」

という状態でした。

狭い部屋でお互いの距離も近いので、子どもの相手をしつつも、「何か会話した方がいいよな……」という空気は感じます。

でも、僕はなかなかのコミュ症。

知り合いもいないし、保育士さんとも何を話せばいいのか分からず、最初の頃はかなりアウェイで気まずかったのを覚えています。

何度も通ううちに、少しずつ「自分の居場所」になった

ただ、ずっと気まずかったわけではありません。

何度も通っているうちに、保育士さんが顔を覚えてくれるようになりました。

りりが僕のことを保育士さんへちょくちょく伝えてくれていたこともあり、少しずつ話しやすくなっていきました。

この保育士さんが、とにかく何でもポジティブに話してくれる人でした。

たわいのない世間話から、子どものこと、育児の相談まで親身になって聞いてくれました。

最初は何を話していいかも分からなかった場所なのに、最終的にはいろいろな育児相談ができるようになりました。

さらに、同じ場所へ繰り返し行っていると、ほかの保護者とも顔を合わせます。

次男と同じくらいの年齢の子のママや、長男と同じ年齢の子がいるママとも、少し話せるくらいの顔見知りになりました。

最初から自分から積極的に輪へ入れたわけではありません。

何度も同じ場所へ通ったことで、結果的に少しずつ居場所ができていった。

今振り返ると、そんな感覚です。

最初は「パパ1人で気まずい場所」だった児童センターも、通い続けることで、育児相談ができたり、顔見知りができたりする場所に変わりました。

4か月健診でも、周りはほぼママだった

似たような感覚は、次男の4か月健診でもありました。

周囲を見れば、ほとんどがママ。

児童センターや子どものイベントだけではなく、平日の健診でも同じような光景でした。

育休を取る前は、こうした場所に誰が来ているのかなんて考えたこともありませんでした。

長期の育休を取って、自分が実際に平日の育児の場へ行くようになったから初めて見えたことだと思います。

ただ、ここで感じたのは「ママばかりだから嫌だった」ということではありません。

単純に、同じ立場の父親がほとんどいないことによる少数派感でした。

育休中のパパ友がいたら、過ごし方も変わっていたと思う

児童センターや公民館などへ行っていると、

「同じように育休を取っているパパがいたら、育児の話をできて楽しいだろうな」

と思うこともありました。

りりの周りを見ると、平日に会えるママ友がいます。

一方で、僕には平日に会える友達がほとんどいませんでした。

仕事をしている友達とは、当然ですが平日の昼間にはなかなか会えません。

たまたま友達の中に、10か月ほど育休を取っていたパパがいました。

その友達とは、平日に子どもを連れて一緒に公園へ遊びに行ったことがあります。

これはかなり新鮮でした。

親同士で話しながら、子ども同士でも遊べる。

もし同じように平日に動けるパパが身近に何人かいたら、育休中の過ごし方もまた違っていたと思います。

親にとっても、子どもにとっても、遊び方や行き先の選択肢が増えます。

「パパ友が絶対に必要だった」というほどではありません。

でも、同じ境遇の人が身近にいるだけで、育休中の孤独感はかなり変わるのかもしれないとは感じました。

1年育休で分かった「毎日、平日昼間をどう過ごすか」の難しさ

1年育休を取ってみて、もう一つ分かったことがあります。

それは、

毎日の平日昼間をどう過ごすかを考えるのも、育児の一部だった

ということです。

ずっと家の中だけで子どもと過ごすのは、僕にはなかなか大変でした。

公園へ行く。

児童センターへ行く。

地域のイベントへ参加する。

そうやって外へ出る予定があるだけでも、親にとってかなり気分転換になります。

子どもにとっても、家とは違う場所で遊べます。

特に大変だったのは真夏です。

暑すぎて、昼間に公園へ行くのが難しい日もあります。

でも子どもは外へ遊びに行きたがります。

何も予定がなく、外にも行けない。

そんな日は、子どもが「外へ行きたい」と癇癪を起こすこともありました。

だから、

「今日はどこへ行くか」

「暑いから屋内で遊べる場所はないか」

「何かイベントはないか」

をあらかじめ考えておく必要があります。

僕は予定通り動いていた。でも、その予定はりりが作っていた

ここで、育休を取って初めて見えたことがもう一つありました。

僕自身は、カレンダーに入っている予定を見て、

「今日はここへ行く」

と動くことが多かったです。

でも、その予定が勝手にカレンダーへ入っていたわけではありません。

りりが地域のイベントをネットで探す。

必要なら電話する。

ネットで予約する。

日程を確認してカレンダーへ入れる。

その作業をしてくれていました。

僕は、出来上がった予定に沿って動けばよかった。

こうやって改めて振り返ると、僕が平日にいろいろな場所へ子どもを連れて行けたのも、りりがその前段階の「探す・予約する・予定を組む」をやってくれていたからです。

その部分は本当に助けられていましたし、りりには感謝です。

長く育休を取るまで、この部分をそこまで意識していなかったと思います。

子どもを実際に児童センターへ連れていくことも育児ですが、

「平日、親子でどう過ごすかを考えて予定を組む」ことも育児でした。

これは目に見えにくいですが、毎日の生活を回すうえではかなり大きな仕事です。

家事や育児では、実際に手を動かす作業とは別に、予定を把握したり調べたり判断したりする仕事があります。我が家でその部分を誰が担っていたのかは、こちらの記事でも整理しています。▼

長期育休は「家庭の外の育児」まで経験する時間だった

3か月の育休でも、もちろん育児はできます。

ただ、次男のときに1年間育休を取ったことで、僕の場合は産後直後だけではなく、その後の日常まで経験することになりました。

児童センター。

子どものイベント。

健診。

公園。

暑い日の屋内遊び。

平日の予定探し。

そういう日常を何か月も続けていると、

育児は家の中だけで完結するものではない

ということを実感します。

家事をすることや、おむつを替えることだけではありません。

今日どこへ行くか考えて、子どもを連れて出かけ、地域の人と関わりながら一日を過ごす。

長期育休を取ったことで、そんな「平日昼間の子育て」まで自分の日常になりました。

妻から見た1人目と2人目の育休の違いは、こちらの記事で詳しく振り返っています。夫側から見えた「家庭の外の育児」と合わせると、長期育休で役割がどう広がったかが分かります。▼

まとめ|最初は気まずかったけれど、通ううちに居場所ができた

長期の育休を取る前、僕は「平日昼間の子育て」がどんなものなのかほとんど知りませんでした。

実際にその中へ入ってみると、イベントでは14組ほどの中で父親が自分1人。

児童センターでも周囲はママばかり。

最初は話す相手もおらず、かなり気まずく感じました。

育休中のパパ友がほとんどいないことに、少し孤独を感じることもありました。

でも、何度も同じ場所へ通っていると、保育士さんに顔を覚えてもらい、育児の相談ができるようになりました。

ほかの保護者とも少しずつ顔見知りになりました。

最初は「自分だけパパで居場所がない」と感じていた場所が、いつの間にか普通に通える場所になっていました。

そして1年間育休を取ったことで、

子どもとどう平日を過ごすかを考え、外へ出て、人とつながりながら毎日を回すことも育児なんだ

と実感しました。

家の中で家事や育児をするだけでは見えなかった世界です。

1年育休中の平日の過ごし方や、家事・育児を含めた1日の流れはこちらの記事で紹介しています。▼

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